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Artist

Iizuka Satoko
イイヅカ・サトコ
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 油絵は高校から、描いていました。大学は女子美術短大のグラフィックデザインに入りましたが、その頃は絵を描かずにデザインばかりをし、卒業してもそのままデザインの仕事をしていました。その頃、赤瀬川原平の本に美学校がよく出て来て、それで入学し、石版画工房に入ってしまいました。そんな頃、たまたま上野に展覧会を見に行ったら、上野公園でアンデスのグループがフォルクローレの演奏をしていました。彼らの姿に惹かれるものがあり、それからは毎週のように通ってはクロッキー帳に彼らの姿をどんどん描き、私の最初の絵のモチーフになりました。普通は彼らの音楽に対して興味を持つんでしょうけどね。そんなふうに仲良くなったペルー人のつてを頼りに、1995年に二週間程、ペルーに行きました。しかし最初に訪れたのが北部の高地ワラスだったせいか、その後もずっと高山病で、ぐったりしていました。ヤンガヌコとかワスカランとか奇麗でしたけど、記憶はあまりないです。そんな中でも、三冊くらいのクロッキー帳にスケッチやメモをし、それを基に版画を制作していました。その後、1997年にもワラスを訪れ、更にスケッチを描きためました。今でも制作に行き詰まった時にはこの頃のスケッチを見返したりしています。 1999年には展示の仕事で、パレスチナに一カ月、滞在しました。巡回した三カ所のギャラリーも新しく奇麗で、もうすぐ独立できるぞ!国になったら私が日本大使になる!という予定の人が来たりと、まだ平和な時期だったんです。でも、それからパレスチナ紛争が始まってしまい、気にしながらもパレスチナとはそれっきりになりました。だから個展の時には必ずパレスチナのモチーフの絵を何点か出して、いいところでいい人たちがいたよという事を伝えています。ボリビアへは、2001年と2005年に行きました。ボリビアに住み楽器を作ったりしている杉山さんという方に案内してもらって、普通は行かないようなチャラサニとか、イタラケとかの田舎の小さい村のお祭りに連れてってもらいました。その時もスケッチを沢山描きためましたが、縁があって行った場所はこちらの予想以上にディープなところばかりだったんです。そうなると中々見られない、凄いものを見たからそれを描かなきゃ、というのがプレッシャーになりました。受けたエネルギーが強いので、それを自分の中で消化し、作品に出すのが大変になるんです。なので頭の中で少しこなれてきた頃合い、しばらく経ってからのほうが描けたりします。訪れた国のことを、パレまん、ペルまん、ボリまんという、漫画にしたりもしました。描くときは、最初に構図やテーマをぼやっとした感じにします。版画は色を重ねていくので、一版目を描いてから、次は何色にしよう?と。そんなふうに重ねっていって何版で終わりにするかを考えていきます。好きの延長で描いているので、抽象的なものは描けません。いつかのグループ展の時に「芸術っぽくないわね」って言われたり、ギャラリーに見せに行った時も「うちは具象は扱わないから」と断られたり。ああ、自分の作品は芸術ぽくっないんだって。でも、芸術っぽさって何?という感じで今に至ります。アンデス離れをしようとしたり、普通にお花描けばいいのにって言われたりもしたのですけれど、自分の中にある印象深い強烈な過去が、自分にとっての一番のモチーフなんですね。昨年展示したおばさん達が鍋を囲んでいる作品、トウモロコシをどーんと鍋に放り込んだ、その光景が忘れられないです。胃腸が弱くて食べられないもののほうが外国では多かったので、あの時の鍋のスープは余計に美味しく感じました。その思いを絵にしたかった。頭の中で思い出した事を描くということが、私にとっては大事ですね。今は山梨の山奥の村外れにある家に、石版画のプレス機を置いて、制作しています。週末だけ東京に来て、平日は向こうで畑に囲まれながら心穏やかに制作を続けています。

イイヅカ・サトコ 油彩 ミクストメディア 版画

絵画&版画 1990年〜美学校で石版画を始める。 同じ頃、たまたまアンデス音楽と出会い、以降ペルー、 ボリビアに数回旅行し、その時の記憶をもとに作品づくり、個展・グループ展に出品。 2009年 山梨県のとある山奥に石版画(リトグラフ)のプレス機を導入し、工房設立。 石版画のほか、ドローイング、コラージュなどを制作。

2017年

「ラテンアメリカ探訪アート展 Nosotros1」
「ラテンアメリカ探訪アート展 Nosotros1 トークショー」

 

2018年

「ラテンアメリカ探訪アート展 Nosotros2」 
「ラテンアメリカ探訪アート展 Nosotros2 図録」

 

2019年

「ラテンアメリカ探訪公募展 Nosotros3」

「ラテンアメリカ探訪賞」受賞

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2021年

「ラテンアメリカ探訪アート展 Nosotros4」


2022年

「ラテンアメリカ探訪アート展 Nosotros5 SOL」 
「ラテンアメリカ探訪アート展 Nosotros5 LUNA」 

 

2023年

「ラテンアメリカ探訪アート展 Nosotros6 ラテンアメリカの壁」
 

2024年

「ラテンアメリカ探訪アート展 Nosotros7」
 

2025年

「ラテンアメリカ探訪アート展 Nosotros8」

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